みんなが通る道。電車が走っておった。
好きな場所。
飯田線の線路ぎわ。
大鹿村に住んで5年めになりますが、たまに自分の生まれ育った街の夢をみます。
現在のその街は自分が過ごしていた頃とはすっかり変わってしまい、父母も他界していません。
各駅停車で呑気そうにやってくる飯田線の電車。
この電車の線路が、自分が過ごしていた街までつづいているような感じ。
父母がいた街までつづいているような気がしてきます。
この日は飯田線の線路ぎわにある蕎麦屋で昼間から一杯。
酒をのみながら電車がやってくるのを待ちます。
来ました! ごとごとキーキーと古くさい音をたてながら。
ちょっと待った。自分だって気がつけば古くさい人間になっておるではないか。
みんなが通る道。
私も歩いていたのでありました。
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