山暮らし。冬は鋭気を養う時間にいたしましょう。
村内の産直売り場にいったおり、いつもお世話になっている方とばったり会いました。
その方は村内で民宿をやっています。
「どうだった、今年は」というので、昨年よりかはよかったです、と私がいうと、「そりゃあよかった」と言ってくださいました。
でも、12月から3月の冬のあいだに、それまでの蓄えを切り崩しますから、4月にはまたゼロからはじまります、と私がいうと、「うちもそうだよ、食べられるものは全部あつめて、カボチャでもなんでも、それを食べて冬はしのぎます。大鹿村のひとは、みんなそうだよ」といって笑っておられました。
1年、12か月のうち、三分の一にあたる4か月間は無収入にちかい状態になるのですから、山村の暮らしは楽なものではありません。
でも、ここでは皆がそうなのですから、私も冬の暮らしを楽しむことにいたしましょう
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