田畑からの手紙

かわらしま

2017年01月07日 19:25

河原嶋がはいっている自治会は6世帯しかありません。
それが今年、1世帯、増えるそうで7世帯になります。
人が減っていく一方の自治会で、人が増えることの嬉しさ。
そういえば、私たちが大鹿村で店をひらいたとき、ご高齢の女性が来店されて泣かれていました。村にこんな店ができて嬉しいと。今、その方の気持ちが、よくわかります。
この1、2年、耕やかされていない畑をみると、その畑で野沢菜をつくっていたOOさんが気になります。
でも、昨年、耕かされていたので、よかったなあと安心しました。
その一方で、昨年、放棄された田んぼ。
どうしたのかなあと思っていると、その田んぼをやられていた方が亡くなられたとのこと。
ああ・・・あの人だったのかと、その方を思い出しました。
その人は一昨年の秋、河原嶋橋のたもとにあるクルミの木の実を拾いにきていた方でした。
クルミは殻をわるのが大変なので、クルミを拾っているその人のところに行って、「もしさしつかえないのでしたら、クルミの実を売ってはいただけませんか」とお願いをしていたのです。
もし余るようなら持ってくよと、それきりで音信はありませんでした。
放棄された田んぼをみるたびに、その人と、クルミを思い出します。




写真は河原嶋の店内でひとり楽しそうに演奏している自動演奏ピアノです。
今年はジャズピアノの合いまに、ジブリでも弾かせましょう。







関連記事