ごぼう鍋

かわらしま

2017年02月03日 10:48

四十年来、常連にしていたトンカツ屋の親父さんが亡くなりまして葬儀に行ってきました。
ながく親しんできた店をなくすことは宝ものを失うのと同じ。
気にいらない肉が届けられると、問屋に電話をしていた主。
気にいる肉が届けられて、肉をカウンターに並べ、ご満悦だったのを思いだします。
その店の主は、その問屋が扱っている肉にほれ込んでいました。だから、気にいらない肉が届けられると怒っていました。
問屋も大変だったと思いますが、問屋みょうりに尽きるともいえます。
自分に振り返ってみると、第一は、うどんに使っている小麦粉。
店をはじめるまえ、小麦粉は40種類くらい使っていましたが、店をはじめるにあたって新たに出会った小麦粉でした。
それから、大鹿唐辛子。
辛いというより、美味しい。
店のテーブルにおいてある一味唐辛子は、大鹿唐辛子で私がつくってます。
もしかすると、これら以上の素材があるのかもしれませんが、大切にしているのは、出会ったとき、あ! これだ、と直感するものがあったことです。
そして写真のゴボウ鍋。




初めて食べたとき、あ! ながくお付き合いをする鍋になるな、と直感。
そのとおりになっております。
食べ終わったあとの汁に瞠目。
オジヤに。
ゴボウの甘味が存分に楽しめます。

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