鷹の爪の種は辛くない
一般の一味唐辛子は唐辛子を丸ごと粉末にしています。
河原嶋でつくっている一味唐辛子は種を取り除いています。
理由は二つあります。
ときどき耳にするのは、「鷹の爪は種がいちばん辛い」というもの。正解は、種に辛味はありません。
種に隣接している紐みたいな繊維が辛味の元のカプサイシンをつくっていまして、その辛味が種の表面に付着しているだけなのです。
だので、種も粉末にして混ぜてしまうと、その唐辛子が本来もている味を薄める効果しかないからです。
河原嶋の一味の原材料の大鹿唐辛子は、辛味と同時に甘味もある全国的にも珍しい唐辛子です。
その本来の味を楽しんで頂けるように種を取り除いているわけです。
それと、種は硬いので、食感を悪くするのも取り除く理由です。
結果、廃棄率58%。
半分以上は捨てているわけですが、これで美味しい一味ができあがります。
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