田んぼの草とりをしながら思っていたと

かわらしま

2017年06月27日 23:36

きのう河原嶋周辺の道路の草刈りをしまして、きょう、やっと自分の田んぼの草取りがはじめられました。
ほんとはあと2週間はやく田んぼの手入れをしたかったのですが、その時期は河原嶋が一年でもっとも忙しいので店以外のことは何もできません。
今年は冬も田んぼに水をいれていたので雑草は昨年もよりも少なめですが、田んぼには除草剤はまいていないので今年も雑草との戦いが、いよいよ、本日より火ぶたを切ったというわけです。
ところで、私は田んぼをやりたいと思っていたわけではありません。もともと河原嶋の田んぼをやられていたAさんが体調を崩されまして、来年は田んぼができないと聞いたのが3年前。
それを知った人たちがAさん打診したそうですが、ことごとく断れたそうで、私も電話をしましたが、家に来ても断るよ、と言われました。
で、Aさんの家に行きました。
「どうして田んぼをやりたいんだ」とAさんの厳しいお顔。
「店から見える風景として田んぼが欲しいのと、カエルの鳴き声が聞こえないのが淋しいから」と私。
「そんな理由で田んぼがやりたいのか」
「そうです」と私が言いましたら、
「だったら貸す」と即決。それから今日に至っているわけです。
そんなわけですから無農薬の田んぼになんかにも興味はないのですが、カエルが可愛そうという理由で田んぼには農薬はまいていません。
だからといって河原嶋で採れるお米は無農薬ではありません。
苗は農協で買っていますので、苗は河原嶋に納品される前の農協の段階で農薬の洗礼をうけています。
河原嶋の田んぼの目的は蛙やトンボやヘビといった生き物が生きやすいようにとの思いでやっていますので、無農薬が目的ではありません。田んぼに農薬を撒かないことが私にとって大切なんです。
今日、今年はじめて田んぼにはいってビックリ。カエルとオタマジャクシが昨年いじょうに増えていました。冬のあいだ田んぼに水をいれていたお蔭だなと、田んぼに水をあたえてくれている山の神に感謝をしました。
自分は客で、この世にちょこっといさせてもらっている立場ですから、親のような地球にご迷惑をかけるわけにはいきません。
といいながら、地球という大恩人に生かされている私が田んぼにおりました。





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