南信州人のソウルフード、ブリ。
長野の下伊那で暮らしはじめたばかりのころ、年末のスーパーマーケットの店頭がブリの切り身で埋まっていたことに大層、驚かされました。
魚ならばマグロのほうが高級に思っていたこともありましたから、なぜブリなのかも不思議でした。
そして解ってきたのは、ブリは南信州人のソウルフードであること。
あれから6年がたちまして、昨年の年末、大晦日用に初めてブリを買ってみました。
店頭に並んでいるブリの切り身は大きくて、食べきれそうもなかったので柵を購入し、薄く切ってブリしゃぶに。
土鍋に利尻昆布を敷き、水をたっぷりと加え、湯がわきあがってきたところでネギの白い部分の薄切りと白菜の芯の薄切りを投入。野菜に硬さが残っているくらいのうちにブリをシャブシャブ。
トンスイにとってポン酢で頂きました。湯通しした柔らかなブリと、ネギと白菜のシャキシャキとした歯ごたえが美味しくて、ブリを刺身で食べると3切れもあれば十分な私ですが、ブリしゃぶは最期まで美味しく頂けました。
ブリ。美味しかったです。
私も南信州人になった感じがしました。
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