七面山敬慎院に一泊。

かわらしま

2019年08月22日 09:21

登山口から目的地までの標高差は1200メートル。
時間にして4~5時間。ひたすら登りつづけて着いたのは寺。
そこは法華経の霊場、七面山の頂上ちかくにある敬慎院。
昨夜はその宿坊に一泊。
ことの発端は、ポツンと一軒屋、というテレビ番組。そこに出てきたのが敬慎院。
いわゆる物見遊山で行ってみたわけですが、部屋に通されて、まず驚いたのはお茶。
畳にじかに置かれている盆。その上にお茶道具の一揃え。お膳はありません。
ここは旅館ではないぞ、という手荒い?歓迎をうけたようで軽いショック。
食事時になって、部屋に運ばれてきた味噌汁が入っていたのは、墓参りに使う手桶。
驚きというより合理的な印象。持ち手がしっかりしているので、食事を用意する人が運びやすい。頂く側も蓋がないから扱いやすい。
1000人の団体も泊まれる宿坊といいますから、そのなかで生まれた知恵なのかもしれません。
食後は、この宿坊に泊まる条件、夕勤の務めに参加。本堂に一同に会した僧侶と信徒の大迫力の唱和に圧倒されてしまいました。
翌、午前4時半。遠慮のない太鼓の音で起こされます。
そして、朝勤の務めに参加。
僧侶と信徒の大迫力の唱和のなか、鈍感な私でも感じ入るものがありました。
写真は敬慎院からみた富士山のご来光です。
曇りの予報で期待はしていなかったのですが、一瞬、富士山がその巨体を見せてくれました。





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