もしかしたら狂人の競技
唐松岳の帰りにちょと立ち寄ったくらいの感じでしたが、見ていてい飽きません。
場所は白馬のスキージャンプ台。
その入り口ゲートですれ違ったのは、記者に取材されながら競技場から出てゆくレジェンド葛西。
競技場にはいっていくと、ジャンプ台の勾配の強さにびっくり。
百聞は一見にしかずとはこのこと。テレビでみていたのとは大違い。感心していると、ドン、と衝撃音。
ジャンプ台を見上げると、スターティングゲートのバーに選手が座っています。そして、前傾姿勢でアプローチに滑りだしました。シュプールを滑ってくるスキー板がたてている乾いた音。踏み切った瞬間、無音に・・・空中を飛んできます、そして、ドンという着地音。
そのスピード感。目のまえでみて、初めて、狂人じみた、恐ろしい競技だったことを知りました。
飛び終わった選手に「恐くないのですか」と問うと「恐いです」との返事。それからすぐ(選手には声をかけないで下さい)の張り紙に気がついました。
そうなんです、選手は命がけなんです。集中力をはぐらかしたようで、申し訳ないことをしたことに気がついて謝りました。
選手たちの、遠くへ飛ぶことに集中しているストイックさ。ほんとうは恐いに違いない。
白馬スキージャンプ台。
ずっとみていたくなりました。
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