楽しい仕込み

かわらしま

2016年10月27日 18:36

今日は朝から仕込み。
ローストビーフ用にランプ肉を7キロ仕入れ、筋と脂身を取り除くと5キロになった。
それをローストビーフにして、食べにくそうな部分をさらに取り除くと3キロになった。





う~~~ん。精肉がローストビーフにちかづくほどに、店で販売する価格がどんどん高くなる・・・

黒小麦の生パスタのトッピングに使っていたイワナが、どんどん痩せていく。
仕入れ先の養魚所の奥さんにも、今年はこれでお仕舞、あとは来年ねって言われていまして、渓流のフライフィッシングをしていた私めとしても、そのことはよく判っております。
秋は渓流魚の産卵の季節。この時期のイワナは痩せていて、食べても美味しくないんです。
で、思いついたのはアルプスサーモン。
これ、三倍体なので、一代で終わるので一年じゅう太っているんです。
さっそく買いに走り、さばいて一人分の切り身に。




アルプスサーモンは生食が一般的なようですが、アッシの場合はパスタのトッピングにしたいので、瞬間燻製にして、低温調理をほどこします。
すると、商品になるに近づいて、販売価格がどんどん高くなる・・・
購入価格÷11切れ。
河原嶋でイワナの瞬間燻製を食べたことのある人ならば、このお味も想像ができて、ヨダレがだらだら流れるところだろうけれど、店で販売する価格としては、調理師学校で習った常識的なお値段に換算すると、なんと! 一切れ900円。
こんなの売れっこないだろ。
誰が買うんじゃ!
アッシの酒のお供じゃああああ。

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