前菜は山からのプレゼント
12月になると毎年、河原嶋のいっかくにフキノトウが芽吹きます。
これから寒さが本格的になるのですが、ちょっと気の早い春の使者。
初冬に春の山菜を頂きます。これで一品。
それから、河原嶋の敷地内にある山道をのぼっていくと、すっかり葉を落としている銀杏の木があります。
根元にはギンナンがたくさん落ちているのですが、拾う人はいません。
かつて、現金収入をえるために植えた銀杏の木だそうですが、植えたひとも、拾うひとも、天国へ召されました。
ギンナンは、この世への置き土産。わたくしめが有り難く頂きます。これで二品め。
冷凍庫には渓流の女王といわれているアマゴがあります。夏のうちにためていた魚です。
さあ、この日の前菜の一皿ができました。
アマゴとフキノトウの天ぷら。それとギンナンの素揚げ。
大鹿村特産の山塩を添えて。
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