2017年12月17日

晴れ、ときどき人間不足。

小渋線が土砂崩れのために通行止めになっています。
大鹿村は南アルプスの麓に飛び地にようにしてありまして、道路が不通になると陸の孤島になります。
そんな村に5年、暮らしてみて感じることは、道路=生命なのだなということ。
食料はもちろんですが、道路はそれだけをつないでいるものではありません。
この時期、河原嶋の風景は褐色になります。生き物は声をひそめてしまいます。夏は虫やカエルの声などがあって寂しさを感じることはありませんが、生きものの気配のなくなるこの時期は山暮らしの寂しさに直面します。
冬の入りっぱなのこの時期は毎年のことですが、山奥に暮らしている閉塞感にも襲われます。
昨日、来店されたお客様は、皆さま都会に暮らしておりまして、ときどき山奥の河原嶋に来られることで、町暮らしのストレスとの精神的なバランスをとっておられるのかなと思います。
山に暮らしている私は、ときどき町にいくことで、人恋しさとのバランスをとっているわけです。
昨日は町におりて食事をすることで、ク~とすぐさま意見が一致しました。ク~も私とおなじおもいだったのかもしれません。
小渋線は通行止めでしたが、迂回路をつかってでも町へいってきました。
雑踏のようなファミレスで多くの人の話し声を聞くともなくきき、私の人間不足は解消されたようです。
山に暮らすための精神的な安定を維持してくれているのは道路なのだなと、小渋線が通行止めになって改めて感じました。Iターンの人のなかには、私と同じ精神構造の人がけっこういるのではと思います。町と村のバランスのなかで生きている私。
小渋線の復旧工事をされている現場の方は、この寒空で大変だと思いますが、1日もはやい復旧をめざして頑張ってください。
よろしくお願いいたします。


晴れ、ときどき人間不足。





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Posted by かわらしま at 13:06│Comments(2)古民家暮らし
この記事へのコメント
金曜日に岩洞線で大鹿に行った時には対向車との影響はなかったですが、
今日は、かなり苦戦しました(^^ゞ
早く、生活道の復帰が望まれますね~
Posted by ちびちび at 2017年12月18日 23:13
あの岩洞線で大型ダンプと出会ったらどうしようか…と不安になります~(^^;
今日、ちびさんはまさにそのような目に合われたのですね。
お疲れ様です。<(_ _)>
今日の午後、飯田建設事務所の方と大鹿観光協会会員との懇談会がありまして、年内に復旧できれば…みたいな話をされました。
まだ少し崩落もある様子で、なかなか復旧工事も大変なようです~
Posted by かわらしまかわらしま at 2017年12月18日 23:24
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