2020年03月31日

残された時間を急げ。

七面山敬慎院の宿坊に泊まった日の早朝、容赦のない太鼓の音と廊下を走りまる足音で起こされました。
時計をみると午前4時。
障子をあけると、僧侶の方たちが一大事のごとく廊下の拭き掃除をしているところでした。
考えるに、掃除が一大事だったのではなく、その日にやるべきことをやらないことが一大事だったのだ。
明日やればいいやなんて放っておくと、明日になってもやらない。
やらないことは、膿だ。それは生きる活力を奪い、愚痴ばかりこぼすようになる。それが恐いのだ。
あれから私も僧侶を手本にし、朝、目覚めたら速攻で着替え、その日にやらなければならないことを真っ先にやるようにしている。
本日の一大事は田んぼまわりの鹿柵の補強。
朝飯まえの仕事なのだが、朝飯まえという意味が解ってくる。
午後は自分の趣味に没頭。
そんな暮らしの御利益は、よく眠れること。




  


Posted by かわらしま at 14:08Comments(0)古民家暮らし

2020年03月30日

本気のときが来た

志村さんが亡くなられて、ほんとに悲しい。
心よりご冥福をお祈りいたします。
それにしても、いよいよ来たな、という感じ。
それにしても、日本人は呑気すぎると思う。
私は人が多く集まるところにはいかない。自分がコロナにかかって死んでしまうのは残念なことだし、自分はなんともなくても、他人に感染させて死なせてしまったら、自分の人生はこの時点で大失敗。
死んだ人はもうもどらない。
謝ってすむことでもない。
本気で自覚ある行動をするときが来たのだ。




  


Posted by かわらしま at 18:46Comments(2)古民家暮らし

2020年03月29日

詰め替え方はメーカーの冗談

山を再開してから目線がシンプルになりました。
ザックに入れられるものが限られているからです。
そして、山の定番といえばカップヌードル。
そんなおり、見つけたのがカップヌードルのリフィル。詰め替えです。
メーカーの説明どおりに、フィルムを開け、お尻を押すと、中身がでない。
メーカーがそういうので間違いはないはず。
こんどは力をこめて押してみた。すると、麺がこなごなになった。
遅かりしだったかもしれないが、ハサミで容器をカットし、中身を救出。
やっぱりカップにはいっているほうが便利でした。
食べ終わったあと、洗って、乾かして、踏んづぶして、紙ゴミにするのは面倒だが。
ちょっと待って。流しに積みあがっている食べ終わったあとのカップ容器を思いだしました。戦い終わった回転すしのようなアレだ。
ほんとはどっちが便利なんだろう。
ゴミが少ないっていうのは、じつは凄く便利なんじゃないのかな。
メーカーが冗談をいうのが難ですれど、これからはリフィルにします。














  


Posted by かわらしま at 15:37Comments(0)古民家暮らし

2020年03月28日

これが大鹿村の実力なのだ

大鹿村の山奥に暮らしていると新型コロナの騒動は異国の出来事のようにもみえます。
昨日、その異国で生活をしている義妹から突然のSOSメールを受信。
スーパーにいっても物がなく、自宅にあるもので食いつないでいたそうだが、ついに缶詰が3個になったとのこと。
ともあれ、お米を送ってほしいとのこと。なにやら東京は戦時中のようなのだ。
「大丈夫。あなたには大鹿村がついてます。大船に乗ったきもちで安心しなさい。お米なんかこの村には何年分もあるし、熊もとれるし、イノシシだって食べ放題なのだ」
「よかった~。うすいさんが大鹿村のひとで」
なにが言いたいのかというと、都会で暮らしている人は、お金なんかあてにするのもいいですけれど、いざというときのために、田舎のひととも懇意なっておきなさい、と言いたいのです。
義妹には食糧をどっさり送ってやった。
これが大鹿村の実力なのだ。
写真は我が家の備蓄米、というか、田んぼで採れたままの籾のまま。
これで一年分くらいありますが、こうなってみると心強い。




  


Posted by かわらしま at 10:47Comments(0)古民家暮らし

2020年03月27日

身のほどを知る。

山をはじめて2年目のクーは今回、初めての自炊。
二日間、自分が食べるものを自分て初めて背負いました。
すると、ただ重いと思っていたザックは、自分の命の重さにかわります。
それは座って半畳、寝て一畳に通じる世界で、そういう山があることも知ってほしかったのです。
なんてこともありますが、私としてはゆっくりと食事もしたかったのです。
山小屋に食事もお願いをすると、タイムスケジュールも山小屋の指示に従いますから、それだとゆっくり食事をするのが難しい場合が多々あります。
大変な思いをして山に来たのですから、夕食くらいはゆっくりしたい。
問題は冬季の平日は宿泊を断られることが多いこと。
だめかなと思いながら北八ヶ岳の青苔荘に電話をしたところ、心よく受け入れてくれました。
お蔭様でストーブの横でゆっくりと熊鍋を楽しむことができました。
山小屋の主が熊肉を食べたがっていたので、ちょぴっとお裾分け。
それにしてもトイレがすごく綺麗だったのにはびっくり。電気式毛布を無料で貸してくれたのも嬉しいサービスでした。
翌朝、山小屋を出るさい、水を頂きに厨房にいくと、主はペットボトルを受け取って流しへ。
水道の栓をひねって水をいれてくれるものと思っていた私はここでガツン。
カメに溜めていた水を柄杓で大事そうにすくうと、一滴もこぼさないぞ、という慎重さでペットボトルに水を入れてくれました。
ここは山小屋だったんです。
命の水。
改めて教えられてしまいました。









  

Posted by かわらしま at 09:39Comments(0)お出かけ

2020年03月24日

貴婦人が灯してくれた明かり

雪丘工房の灯油ランタン。
仲のよい友人がそばにいてくれる感じ。
こいつを見ていて真っ先に行きたくなったのは菰釣山避難小屋。
丹沢の西のはずれにある無人小屋です。
調べてみると、どうも繁盛しているらしい。それに、建て替えられて美しくなった。もう、私が愛していた小屋ではないようだ。
こいつのなにがいいって、非生産的なところがたまらない。
明るいだけなら電気。それでよい。
釣りが楽しいのは、非効率的だからだ。そんなヒマあったら働けばいいのに、川に立っているだけ。一銭にもならない。
山登りも同様で、人は非生産的なことをたまにしないと生きている実感がわかないのかもしれない。
で、雪丘工房の灯油ランタン。
こいつ、小さな明かりを灯しているだけ。そのわりには、まとっている服がやけに綺麗じゃないか。
まるで貴婦人のよう。
たまらなく好き。




  


Posted by かわらしま at 13:12Comments(0)古民家暮らし

2020年03月23日

田舎は人のドライフラワー

河原嶋では田んぼを4枚分、借りています。
そのうちの3枚分を村の方に無料で使ってもらっています。
というか、手がまわらないので、使ってもらっていて助かっていたわけですが、ここにきて人手不足が表面化。
田んぼ3枚ぶんのうち、2枚分をやる人がいなくなったことが先日、わかりました、
地主さんからは田んぼとしてお借りしていますが、これから田んぼをやりたいという人が現れたとしても、苗の手配には手遅れです。
地主さんにそのことを伝えると、できれば田んぼで、それが無理ならば畑でもよいので、やってもらえる人を探して欲しいと依頼されました。
畑ならばなんとかなるのかなと思いましたが、当てにしていた人はもっか町におりている感じ。
どうにもならなければ、田んぼ2枚分は草ぼうぼうでも仕方がない、との地主さんのお言葉を頂いて、地主さんには申しわけないけれど、ホッとしたというのも正直な気持ちでした。
私が所属している自治会は8世帯。構成員は子どもを含めて14人。Iターンの人に住んでもらえると凄く嬉いしのですが、肝心の貸家がない。あっても貸してもらえない。
人は減る一方で、入ってこない。
田舎は人のドライフラワーのようだが、このまま枯れていくのも自然なのかな。




  


Posted by かわらしま at 18:47Comments(0)古民家暮らし

2020年03月22日

山の頂でホットサンド

きのうは飯島町にある傘山(からかさやま)へ行ってきました。
前回は県民の森から登ったので今回は御嶽山ルートで。
このコースには傘松のみごとな巨木があったり、祠や水場もあったりと、県民の森コースとは別の趣のある山歩きが楽しめました。
ところで、山の頂でホットサンドをやっている人を発見。あんなもん、よく持ってきな、と思いつつ気になりまして。
本音は、ええなあ・・・こんど、あれ、やってやろう・・・。
ということになりまして、その翌日の今朝、ガソリンストーブでホットサンドができるのかやってみることにしました。
結果、大成功。
こんど山頂でやってやろう。









  


Posted by かわらしま at 10:22Comments(0)お出かけ

2020年03月20日

木星のあたりから自分をみる

きょうは一日、写真のコレ。
調理師学校で習ってはきましたが、これが役に立つとは思ってもいませんでした。
教えて頂いた先生の顔が眼に浮かびました。ありがとうございます。
4月から食品表示がかわります。カロリー計算やなんのかんのと計算は頭が痛いけれど、こんなもん早々にやっつけて遊ぶのだ。
遊びをせんとや生まれけり。
遊ぶのが目的ではなく、生まれて、死ぬときまで、なにしてんのって、ぐううう~~~と引いて木星のあたりからみると遊んでるのと同じってこと。
ようするに、死ぬときまで時間つぶしなのだ。
けど、つぶすには惜しい。なぜって、この世に生まれてきたのは奇跡だからだ。
これを、どう生きるのか。
毎日が戦いのなだ。




  

Posted by かわらしま at 22:34Comments(0)古民家暮らし

2020年03月19日

灯りを楽しむ。雪丘工房の灯油ランタン。

一年前の誕生日検診でみつかったののが骨粗しょう症。
その改善に先生にすすめられたのは山歩き。重い荷を背負って歩くのがよいのだそうです。
山は若い時分にやっていましたが、健康のために気軽な登山を再開しました。
それから一年が経過して、きょうは誕生日検診。さて、骨粗しょう症は改善したのでしょうか。
一年まえの骨密度は同年齢の平均と比較して82%。骨年齢は70代。
そして今日の診察の結果、数値は95%に。それは先生もビックリのV字回復らしいです。
山をすすてめてくれた診療所の先生に感謝。そして、山をやってよかった副産物として、二十歳のころ使っていたガソリンストーブの良さに気がついこと。
オプティマス99型につづいて、オイルランプも購入してしまいました。
知っている人は知っている雪丘工房の灯油ランタン。ビス1本にいたるまで一人の職人の手作りです。
現在、注文してから商品がとどくまで1年と9か月待ち。








  


Posted by かわらしま at 20:04Comments(0)古民家暮らし