2019年12月29日

丹沢仲良し

丹沢の最高峰、蛭が岳の標高は1673メートル。
河原嶋の裏にある笹山は標高2000メートル。高さの数値でクーは丹沢を簡単に考えていたのかもしれません。
ならば、丹沢といえばバカ尾根、大倉尾根を歩いてもらって丹沢の洗礼をうけてもらうしかありません。
大倉からひたすらに登り続けること4時間。塔ノ岳の頂に立って振りかえると眼下に広がっていたのは海。銀幕に浮かんでいるような伊豆七島の遠望。相模湾の海岸線をたどると江の島が。そこから三浦半島を隔てて東京湾。東京のビル群はオモチャのよう。そして西に目を転づると富士山の大展望。
これほど表情豊な眺望に恵まれている山は他にありません。
宿泊予定の山小屋のある丹沢山は塔ノ岳から主脈に入って90分の距離。私は40年ぶりの再訪でした。
若かったころ、冬の丹沢山にテントを張って過ごしていたことを思い出しました。そこに、まさかクーとまた来るとは思ってもいませんでした。※現在はキャンプ場を除いて丹沢の全域はテント禁止になっています。
ちなみに、今年、山歩きをはじめたク~が登った最高峰は3033メートルの仙丈ケ岳。仙丈ケ岳の片道累計標高は1250メートル。丹沢山の標高は1567メートル。片道累計標高は2005メートル。
標高だけでは測れない丹沢の深さにク~は大いに衝撃を受けたようでした。私もかつて丹沢をホームグラウンドのようにさせてもらっていましたが、40年ぶりに丹沢の峰を歩いて、丹沢をはじめて知ったようでした。
丹沢に始まって丹沢に終わるという格言が一部の山愛好家にあります。
私もそんな境地にはいってきたようです。

























  
タグ :丹沢山


Posted by かわらしま at 16:33Comments(2)お出かけ