2017年01月13日

臨時休業のお知らせ

臨時休業のお知らせ

1月14日(土)・15日(日)は悪天候が予想され、
河原嶋までの道のりが危険になると思われますので、休業いたします。

1月21日(土)より店をはじめますので、どうぞよろしくお願いいたします。


  

Posted by かわらしま at 13:13Comments(0)お店について

2017年01月11日

年末の厚焼き玉子の後遺症。腱鞘炎。

グレートエスケープという言葉がイギリスにあるそうです。
私の母は事あるごとに、「私にはっぱをかけておくれ」と言っていました。
そのたびに私は、頑張れ! と言いつつ白けていました。私なんかが母を元気にできようはずもありません。
その母が晩年になって、「私がやっていることだからしょうがない。許してもらうんだわ」というのが口癖に。
どんなに気をつけても、誰かを傷つけている。そんな思いに怯えることがあります。
そんなとき、許してもらうんだわ、と頭になかで言っている私。
あれ!? これって、お袋。
グレートエスケープって、こういうことか・・・




写真は私の左腕。
赤く腫れて痛い。どうやら腱鞘炎。年末の厚焼き玉子の後遺症でした。
銅製の関東型の玉子焼き器。重いんです。
というわけで、申しわけないのですが、厚焼き玉子はしばらくのあいだ休業させて頂きます。
私がやっていることですから、しょうがないんです。
許してくだされたし。

  

Posted by かわらしま at 23:19Comments(4)厚焼き玉子

2017年01月11日

紫芋のベーグル&ドライいちじく作り

今日の朝食は紫芋を練り込んだベーグル。
酒粕酵母を使って作ったのですが、室温が低かったため発酵にえらく時間がかかり、
完成までに10時間ほどかかってしまいました~face07



こちらはドライいちじくを作っているところ。
パウンドケーキの具に使いたくて、せっせと乾燥させています。
作り始めて2日経過…
こちらも時間がかかりますね~face03
by女将



  


Posted by かわらしま at 01:52Comments(0)自家製スイーツ自家製パン

2017年01月09日

お金はないかもしれないけれど食べものはある暮らし

大鹿村で暮らすようになって普通になった感覚。冬になると収入がなくなること。
ほとんどの村人がそうなのですから、これが当たり前になりました。
だからといって困っているのかというと、そうとも言えません。
冬のあいだ収入はないかもしれませんが、食べものは有る。
昨年、自治会の防災担当になって知ったこと。それは村役場が準備している備蓄米がそれほどなかったこと。
どうしてですかとの質問に、個人がお米をもっているからとの回答。
そういわれてみれば、河原嶋も1年分くらいのお米をもっています。
河原嶋には自前の田んぼがありますが、新米がとれたので、お世話になっている村の方に河原嶋米をもっていくと、少しでいいと言われました。
その人の家には2、3年分のお米があったからでした。
食べものがいつも身のまわりにあること。これほど安心なことはありません。




写真は4日目にはいった粕汁です。
毎日、野菜を継ぎ足して食べていますが、飽きないどころか、お腹も心も満たされていくのがわかります。  

Posted by かわらしま at 18:26Comments(0)大鹿村古民家暮らし

2017年01月08日

ローストビーフ丼用のローストビーフの試作

30数年まえ、私が20代の半ば、はまったのがカレーづくり。
火をつけたのは一冊の本。ホルトハウス房子箸、カレーの秘伝。最近、復刻されたみたいです。
当時、1ドルが360円で、国産牛は見た記憶がありませんでしたから、輸入牛肉は高価なものでした。それがごろごろ入っているリッチなカレーにびっくりしました。
調理師学校で習った販売価格の目安は原価×3。前出のカレーを販売すると、当時の感覚からいえば一皿2500円。
そんな高価なカレーが売れるとは思えませんから、販売価格を850円に設定すると、原価は250円。この縛りのなかで飲食店は頑張っているわけです。




ところで、きょうは丼用のローストビーフの試作をしました。
ローストビーフ丼はソースをかけて頂きますが、ローストビーフそのままでは、ご飯にはイマイチ合わないと私は思っていて、きょう試作した2品には、初めからそれぞれに違う味をいれています。
ソースをかけなくても、そのままでご飯に合うと思うのですが・・・さて。
試作1回めにしては合格。
目的はうどんのお供。小ぶりのお茶碗にご飯を盛り、厚切りにしたランプ肉のローストビーフをのせ、販売の設定価格は250円。
この値段に収まるかどうか、頑張ろう!  

Posted by かわらしま at 18:40Comments(0)料理

2017年01月08日

ワカサギの網焼き。

小澁湖で釣ったワカサギを一夜干し。
昨夜はそれを網焼きに。




こんなとき、なくてはならないのが自作のコンロ。
古民具の店でみかけた角火鉢、1台、数千円。
それに茶道で使われているセラミック製の電熱器を埋めて出来上がり。
はじめは普通の電熱器を使っていたのですが、むき出しのニクロム線に水分が落ちると、ニクロム線が切れて困っていました。
そんなおり、見つけたのがコレ。
炭をかたどったセラミックがニクロム線を保護しているので水が落ちても大丈夫。
スイッチがはいると、セラミックがぼうっと赤くなって本物の炭のようにみえるだけでなく、遠赤外線ですから焼き物もこんがりと出来上がります。
一人鍋は寂しいものですが、こいつのお蔭で助かりました。
いまは二人鍋。
有難いです。


  

Posted by かわらしま at 11:24Comments(0)古民家暮らし

2017年01月07日

田畑からの手紙

河原嶋がはいっている自治会は6世帯しかありません。
それが今年、1世帯、増えるそうで7世帯になります。
人が減っていく一方の自治会で、人が増えることの嬉しさ。
そういえば、私たちが大鹿村で店をひらいたとき、ご高齢の女性が来店されて泣かれていました。村にこんな店ができて嬉しいと。今、その方の気持ちが、よくわかります。
この1、2年、耕やかされていない畑をみると、その畑で野沢菜をつくっていたOOさんが気になります。
でも、昨年、耕かされていたので、よかったなあと安心しました。
その一方で、昨年、放棄された田んぼ。
どうしたのかなあと思っていると、その田んぼをやられていた方が亡くなられたとのこと。
ああ・・・あの人だったのかと、その方を思い出しました。
その人は一昨年の秋、河原嶋橋のたもとにあるクルミの木の実を拾いにきていた方でした。
クルミは殻をわるのが大変なので、クルミを拾っているその人のところに行って、「もしさしつかえないのでしたら、クルミの実を売ってはいただけませんか」とお願いをしていたのです。
もし余るようなら持ってくよと、それきりで音信はありませんでした。
放棄された田んぼをみるたびに、その人と、クルミを思い出します。




写真は河原嶋の店内でひとり楽しそうに演奏している自動演奏ピアノです。
今年はジャズピアノの合いまに、ジブリでも弾かせましょう。






  

Posted by かわらしま at 19:25Comments(0)大鹿村

2017年01月07日

理想、仕事は趣味にすること。これがなかなかできません。

渓流釣りがしたくて神奈川から長野県に住所を移したのですが、昨年、釣りに行ったのは大晦日の一度だけ。それも渓流ではなく小渋ダムのワカサギ釣り。
過ぎたるは・・・で、やりすぎると嫌になりますから、仕事も楽しいうちにやめておかなければと反省しました。、
というわけで、今年は正月から6日にかけて小澁湖に3回、釣りに行きました。




きのうは今までの最高の釣果。2人合わせてワカサギを13匹、釣ったところで、大満足のうちに家路に。
ワカサギは一夜干しにして網焼きにするつもり。
一夜、開けた今朝、厚焼き玉子をつくりました。今夜の晩餐の準備です。
小澁湖のワカサギは前菜に。メインは手巻き鮨。
手巻き鮨になくてはならないのが厚焼き玉子。




河原嶋の厚焼き玉子は、ちょっと甘めの鮨屋の玉子焼き。
東京に厚焼き玉子で有名な寿司屋がありまして、その店のレシピをそのまま使わせてもらっています。某寿司屋の大将さま。すみません。有難うございます。
そういうわけで、厚焼き玉子は手前味噌になりますが、私がつくるものに限る。
きょうはこれから来季にむけた試作をつづけざまにするつもり。
いよいよ頭のネジの巻きはじめ。
でも、ちょっと贅沢かもしれませんが、今年はやりすぎに気をつけたい。
理想、仕事は趣味にすること。
と言いながら、これがなかなかできません。
つい、頑張ろう! と口走る私です。


  

Posted by かわらしま at 10:50Comments(0)お店について厚焼き玉子釣り

2017年01月05日

生ハムの時代。さようなら。

昨年の秋、大鹿村の天然キノコが不作で、毎年、好評だった茸ウドンは早々と終了させて頂きました。



それで苦し紛れでやってみたローストビーフうどん。これが思いのほか好評でした。




というわけで、昨秋にひきつづいて今年もローストビーフで押してみようかなと、小澁湖でワカサギ釣りをしながら思っていました。
話はかわりますが、この1、2年のうちに生ハムが安くなりました。
生ハム1500円で食べ放題の店がでてくる昨今、生ハムは高級なものでもなくなってしまいました。
お皿に生ハムをのせておけば高級だった時代は終わったようです。
飲食店をやっている人は、この時代の変化には敏感に反応していることと思います。
飲食店はどこでも究極の一品が欲しいものです。
ここに行ったら、これ、という一品。
今年もがんばろう!




  

Posted by かわらしま at 20:42Comments(0)料理

2017年01月04日

店が繁盛して閉店してしまう話

とあるラーメン店のブログ。
そこには、いぜんは選べたのに、今はものによっては曜日限定になって残念、との書き込みがありました。
その店は若い店主がやっていて、行列のできる繁盛店。客席と厨房の設計から、主は一人で頑張っていく覚悟をもっていることが伺えます。
好きではじめたのかもしれませんが、これから何十年もラーメンを作りつづけるわけですから、途中で疲れることも必ずあるはず。ほんとに大変な仕事を選んだなあと、ちょっと気の毒になりました。
私の知人にも繁盛店をやっていた方がおられましたが、店を閉めました。理由は、忙しすぎたから。
ブログのラーメン店も河原嶋も開店時間は昼間の数時間。麺も河原嶋とおなじで自分でつくっています
うちの場合、朝8時から準備をはじめ、昼に店を開け、営業をおえたあと、後かたづけや麺づくりなどで厨房をでるのが夜の9時だったりすることもあります。
お客さまに見えるのは昼間の数時間だけ。さぞや暇だろうと思うかもしれませんが。厨房で朝早くから夜おそくまで働いています。
そのラーメン店も河原嶋とおなじようなものだと思います。
忙しすぎて店をやるのが嫌になり、閉店してお客様をがっかりさせるくらいなら、ものによっては曜日限定でもいいのではと思います。
長くつづけられる方法でやられたらいいと思います。それでなくても行列ができているのですから。




写真は初めてつくってみた白味噌のお雑煮です。
優しい味ですね。
美味しかったです。


  

Posted by かわらしま at 20:22Comments(0)お店について